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北海道のヘソの下

夕張山地は北海道のヘソと呼ばれる、地理的に中央にある、富良野近郊の南西部から夕張市方面に40kmほど延びる山地で、そのうち最高峰は標高1726.1mの芦別岳で夕張岳は海抜1668m、山頂部2kmに渡り石灰岩の岩壁が見られる個性的な崕山(きりぎしやま)の標高は1057mです。夕張山地の形成の歴史としては、日高山脈が出来る原因といわれる千島列島前弧が北海道の陸地に対してぶつかったときに出来上がった、海洋地殻の皺ではないかと言われています。そういったことを示すように、夕張岳は、海洋地殻のかけらを始めとして、変成岩や、蛇紋岩から構成されています。この一帯は富良野芦別道立自然公園の一部で、富良野芦別道立自然公園は、桂沢湖やシューパロ湖などを含めた湖沼などの秀でた景観を持つ山岳を中心とした公園です。その広大なエリアは夕張市を始め芦別市、三笠市、富良野市、南富良野町の4市1町に跨がっており、35,756haという面積です。新しい火山を含むことのない古生層の険しい山岳地帯から構成されています。その中にあって夕張山地というのは、非常に浅い炭層を持った石狩炭田との一致がかなり広範囲に渡っており、1960年代辺りまでは室蘭市の製鉄業や函館市の造船業、また戦後の高度経済成長期であった日本の重工業を牽引した、炭鉱街を数多く有しています。 主だった炭鉱街を挙げてみましょう。夕張市だけでも北炭夕張や真谷地、楓、平和、三菱大夕張、北菱鹿島などがあります。さらに芦別市では三井芦別、三菱芦別があり美唄市に3カ所、三笠市は4カ所、赤平市には3カ所、歌志内市や栗沢町にも2カ所ずつ、上砂川町と奈井江町には1カ所ずつありました。